1000日の心のつぶやき

【1000分の70日目】小さくても、自分の名で生きていく決意

遊民
遊民
簿記と経験を活かして、誰か一人に刺さる働き方を。60歳を前に始める、私の新しい選択。

ガーベラライン

夫との未来を疑い始めたあの日から、もう数ヶ月が過ぎようとしている。

けれど、夫婦の共有財産を分けること以外に、何ひとつ目処が立っていないことに、ふと気づく。

1000日後には、私は60歳を越えている。

いきなり無収入になるのは、やっぱり怖い

計画では、分けた資産の一部を活用して「家賃収入」が得られるはずだけれど、それだけに頼るのは不安が残る。

何か、もう一つ——自分の手で得られる収入の柱を持っていたい。

私にできることってなんだろう。

今持っている、簿記や土木の資格が、何かの形で活かせればいいのだけれど。

貯金もある。贅沢さえしなければ、きっとそれほど多く稼がなくても生きていけるはず。
(こういう時ほど、お金は裏切らないと痛感する。)

だからまずは、「誰か一人に刺さる」ような仕事のスタイルを見つけてみようと思う。

自営業を立ち上げたばかりの頃を思い出す。

簿記も土木も知らなかった私は、育児の合間に独学で資格を取り、
申告も労務も、本とネット検索で手探りのまま手続きをしていた。

誰に何を聞いたらいいのかすら分からず、試行錯誤の日々だった。

でも、そんな私だからこそ分かる。

きっと、今も同じように困っている人がいるはずだ。

こんな人を思い浮かべてみた
  • 40代~60代の女性|自営業の青色専従者
    → 簿記初心者。帳簿や数字が苦手。できれば触れたくない。
    → クラウド会計やネット銀行の設定アドバイス、帳簿の整理、事務代行など。
  • 40代~60代の男性|自営業主
    → 電話に出られない。書類が苦手。PCにも強くない。
    → オフィス業務のサポート、メール代行、Web秘書など。

税理士と顧問契約を結ぶほどではないけれど、
「ちょっと誰かに相談したい」「日々の取引の処理を誰かに任せたい」——

そんな人たちにこそ、私の経験が役に立つかもしれない。

都会では競争が激しいかもしれないけれど、
ここでは、“アピールしたもの勝ち”になる可能性もある。

ターゲットを絞ることで、妄想が少しずつ現実味を帯びてくる。

まずは副業として立ち上げて、軌道に乗れば御の字。

収入があるうちに少しずつ形にしておきたい。

——最初の壁は、夫の「許可」?

いや、ここは強気に「報告」でいこう。

もう、私の人生なのだから。

実際に「Web秘書」などで登録できるサイトもいくつか見つけた。

「未経験OK」「スキマ時間で副収入」と書かれた文字に、少しだけ勇気をもらう。

ただ、ふと手が止まる。

——私は未経験ではない。

でも、「誰かの役に立てる」と言い切れるほど、自信があるわけでもない。

昔の私は、夜な夜な自作の業務マニュアルを作ったりしていた。

実績がなくても「信頼される準備」だけは、決して手を抜かなかった。

今の私にも、あの熱量が戻ってくるだろうか。

そんな自問自答をしながらも、思う。

待っていても、何も始まらない。

小さくても、一歩踏み出さなければ。

ガーベラライン

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ABOUT ME
遊民
はじめまして、遊民です。 「死ぬまでにゆる~くやりたい100リスト」からスタートしたこのブログは、ある日夫が発した何気ない言葉をきっかけに、「1000日後に離婚する2人」へと進化しました。 夫婦関係を見つめ直しながら、自分自身を取り戻す過程を綴っています。 離婚も視野に入れつつ、できれば理解し合い、笑って人生を締めくくりたい――そんな想いで、日々の気づきや挑戦を記録中。 同じように悩む誰かのヒントや希望になれたら嬉しいです。