風もなくよく晴れたおだやかな冬の朝。
詳細は言えませんが、2年前からの宿題がやっと済み、
その宿題を終えられた自分を「イイコイイコ」しながら
すするコーヒーの味は格別です。
こんにちは、遊民です。
本日は、高校卒業までに100万円貯めるというミッションのお話です。
15ヶ月で100万円貯めると決意
先日のブログの続きです。先日のブログはコチラ→
高校生が100万円を貯めるのは一見無謀な事のように思われますが、
計算してみるとこれが不可能ではない数字に見えて、やってみようと思いました。
卒業まで残すところ、15ヶ月。
15ヶ月×30日=450日
100万円÷450日=2,222…円
1日2,222円貯められれば100万円は貯まる。
当時の時給は思い出せませんが、「1日5時間働けば行ける!!」と思ったのを覚えているので400円~500円の間だったかも知れません。
この頃は、学校に通っているのがもすごく無駄な時間に思えて、学校を中退しているていでバイトのシフトを入れてもらったりしていました。
学校はサボりがちでしたが、高校だけは卒業はしたいと考えていたので、
出席日数の計算と定期テストへの参加は怠らず、
授業のノートは友達から借り、わからない所は教えてもらったりと、
今考えると効率よく学んでいたなと思います。
バイトに学校、定期テスト、あわただしく過ぎていく日々の中で、
預金残高は着実に増えていきました。
そんな折、高3の2学期に担任の先生から
「進路が決まっていないのは君だけだよ」と言われたました。
ですが、卒業したら親元を離れ、稼ぎのいい夜の仕事をしようと決めていたので
相談できずに保留にしていたら、親を呼び出され、
学校を休みがちな事がバレて叱られ、進路を決める約束をさせられました。
それから、しばらく進路指導室へ通い、資料に目を通していたら
PCの専門学校の資料が目に留まりました。
今でこそ広く普及しているパソコンですが、当時は珍しく、
学校の授業でもあまり触れないような高額で高級なイメージがありました。
「これからの時代、PCのスキルがあれば一生お金に困らないかも」
ピンとくるものがあり、詳細を見てみると、入学金・諸経費併せて50万円。(学費は分割可)
その頃すでに70万円位貯めていた私にとっては出せないお金ではなかったので、
先生と相談して、入学することを決意しました。
ですが、子どもの一存で決められるわけもなく、親の承認が必要となってくるわけです。
書類を作成するにあたり、資料を親に見せると、案の定「そんなお金はない」と言われ、あきらめるように説得されました。
ギャンブル依存症は伝染する
子どもの頃は、ただの貧乏な家族だと思っていたのですが、
高校生にもなると「なぜ、家にお金がないのか、誰のせいなのか」くらいは理解できるようになっていて、
働かない父親のパチスロに消えるお金を、身を粉にして稼いでくる母親(挙句は自分もパチスロにハマっていく)
という図式くらいは読めるようになっていました。
そんな親から説得させられたとて、納得がいくわけでもなく
(よせばいいのに)貯金をしていることを告白したのです。
その日は、「入学金は貯めてある」「ああ、そうか」でおわったのですが、
後日、高校を休学している弟を復学させたいから
そのお金を出してくれないかと言われました。
幸いにも?暴力をふるうような父母ではなかったので、
貯金を無理やり奪われるといった事はありませんでしたが、
今では、言葉巧みに取られたんじゃないのかな~とは思っています。(笑)
実際に、弟が復学することは無かったし、
弟も「高校ぐらいは自分で行けや!」と後になって思ったほどです。
まぁ、でもその時は「弟のためになって良かった」と、
満足はしていたので良しとしますが。
なので、高校卒業までに100万円貯めるという夢は途中で頓挫しましたが、
「頑張れば100万円は貯められない額じゃない」という自信にもなりましたし、
その後の生き方にも大きく影響していると思います。
反面教師が近くにいたので人生の教訓を学ぶことができた
お金の面ではルーズな父母ですが、
褒めるのが上手で、家庭の居心地はよく、
色んな楽しい思い出もあるので嫌いにはなれませんでした。
母親に関して言えば、家を建てたり土地を買ったりと、
稼ぐ力がバグっていた時期もあったので、
パートナーが違えば裕福な人生を歩んでいたに違いないと思います。
手痛い出費でしたが、
✓100万円は貯められない額じゃない。
✓稼いでもアホみたいに使う(特にギャンブル)とお金はすぐに無くなる。
✓駄目ンズをパートナーに選ばない。
という人生においての大切な教訓が、借金もせずに、早い段階で学べたのは良かったです。
そんなこんながあり、進路ナシのまま卒業を迎えるのですが・・・
その後の話は、また後日に・・・チャオ。
最後に、近況報告です
去った1月17日は、長女の誕生日でした。
彼女は離婚後、うつ状態になり子育てに支障をきたす程でしたが
昨年の夏ごろから同居を始め、徐々にではありますが
回復に向かっています。お誕生日おめでとう。
今年は健康に過ごせますように。
本日も、最後まで読んで下さってありがとうございました。