
午前中、本棚から『伝え方が9割』を手に取った。
人は同じ内容でも、言葉選びや技法ひとつで受け取り方が変わる
──コピーライターが書いた、そんな趣旨の本だ。
読みながら、ふと夫の「お前を失ってまでやることじゃない」という台詞を思い出した。
私が、ふいに冷めた言葉だ。
この本に載っている技法を使ったら、どう変わるのだろう。
気になってAIに聞いてみた。
【オリジナル】(自己保身感が強い)
「お前を失ってまでやることじゃない」
👉 場当たり的・防衛的に響き、相手への配慮より自分の都合が前面に出る。
【ギャップ法】
「やりたい気持ちはある。でも、それよりも君を大事にしたい。」
👉 “やりたい”と“やらない”を対比させ、理由が相手への配慮として伝わる。
【赤裸々法】
「正直、心は揺れたよ。でも、君を悲しませる方がつらい。」
👉 本心をさらけ出すことで、弱さと優しさが同時に伝わる。
【サプライズ法】
「俺が一番欲しいのは、そのことじゃない。君だよ。」
👉 意外な方向に話を展開させ、感情に強く響かせる。
【リピート法】
「君を失いたくない。絶対に失いたくない。だから、やらない。」
👉 重要な言葉を繰り返し、相手への思いを強調する。
【クライマックス法】
「どんなに魅力的な話でも、どんなにやりたいことでも──君を失うくらいなら、やらない。」
👉 余韻を残しながら、最後に結論を置くことで印象を強める。
同じ意味でも、言葉を変えるだけで、こんなにも温度が変わる。
本心は同じでも、“相手への配慮”として伝わるか、“自己保身”として響くか
──その差は大きい。
けれど、言葉が伝え方によって変わるなら、見るべきなのは態度だと気づいた。
あの日から、少しずつ変わってきている夫を、ほんのちょっと信じてみようと思う。

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