ノラ猫ちゃんの去勢手術

自治体の広報誌に入っていた、TNR活動に関する1枚のチラシがきっかけで

近所にいるノラ猫ちゃんの去勢手術を行いました。

地域で見かけるようになった「片耳カット」のノラ猫達、インターネットで調べて「さくらねこ」と呼ばれている事やボランティアの方たちがエサやりをしている等、ザックリとした情報は知っていましたが

まさか、自分がやることになるなんて思ってもみませんでした。

ノラ猫のままでいると殺処分の対象に

近くの公園では、耳カットのさくらねこちゃんが数頭いて誰かがエサをあげている姿も見かけたりするのですが

うちのご近所には、首輪をつけている飼い猫ちゃんと思われる2匹と、今回対象となったノラちゃんが住んでいて

このノラちゃん、無人の倉庫をねぐらにしているようで「増えたらやだな～」といった気持ちで見ていました。

無料でできるならラッキー

飼い猫でも、通い猫でもない、見ず知らずの猫なので何の思い入れも無く

「無料で手術してくれるなら、それに越したことは無い」と

気軽にチラシに書かれた連絡先に電話して申し込みをしました。

• 申し込みから施術までに2ヶ月かかる
• 捕獲機の貸し出しあり
• 自分で捕獲し、手術を行う機関に連れて行く
• 活動報告（耳カットの写真など）を提出する

上記手順を電話で説明されて、申し込んでは見たものの、作業が大変そうだなと感じました。

それでも「繁殖」することを考えたら、必要な手間かなと思いやってみる事にしました。

餌付けして捕獲に備える

捕獲が一番の難題に思えたので、餌付けをすることにしました。

最初は、ねぐらの倉庫付近に餌を置き、その餌容器を徐々に自宅近くへと移動させ数週間かけて、捕獲しやすそうな通い猫スタイルにもっていきました。

始めは、朝・夕2回、定時に餌をやり、ネコも定時に現れるといったドライな関係でしたが

日を追う毎に、猫がなついてきて、ナデナデさせてくれたりスリスリしてきたりと可愛い一面を見せるようになってきました。

通い猫「Ni-」誕生

餌をもらいに来ない日などは、心配になり「猫ー、ご飯だよ～」と声をかける事も多くなったので、簡単な名前を付ける事にしました。

ノラ猫によくある「Mi-」だとちょっと普通かなと思い「Ni-」にしました。

子ども達に「なんでNi-？」と聞かれると、「Mi-だと一回口を閉じるから面倒でしょ」と訳の分からない返答をしましたがｗ

不思議なもので、名前が付くと心が生まれました。

それまで、感情も無く行っていた餌やりもコミュニケーションを取りながらの餌やりになり、なでるとゴロゴロ喉を鳴らす姿も愛しく思えます。

飼い猫よりは雑な対応

飼い猫と違い、事前の血液検査をすることも無く、当日直ぐに手術をするので体調次第では死ぬリスクもあるそうです。

でも、殺処分されるよりは、さくらねことして生きている方が、Ni-にとっては、ノラで生きるチャンスが増えるので良いことなんだと思うようにしました。

そして、無事にさくらねこに・・・

術後は、一晩ゲージの中でお泊りし、翌日元の場所へ放しました。（そういう決まりになっているそうです）

歴代の家猫とて去勢手術は行ってきているので、去勢手術に対する抵抗はありませんでしたが

術後、元の場所に放さなければいけないのと、エリザベスカラーの着用もないので傷口の経過が心配でした。

報告書と写真の提出を以て活動終了

捕獲ゲージを返しながら、報告書と写真の提出をして活動終了となりましたが、捕獲されて一晩中ゲージの中で鳴いている姿や、手術直後の元気のなさをみて、かなり心が苦しかったので（病みそうなレベルで）

私は、もうこの活動を自らが行う事はないと思います。

結果、Ni-は元々去勢手術をされていた猫ちゃんだったので、開腹手術の傷も小さく体への負担も少なかったようで、放したその日から元気に餌をもらいにやってきていました。

TNRチケットの配布は応募者全員にいきわたるとは限らない

自治体からのお知らせ文に、3月のTNRチケット応募数が77枚で、配布された枚数が44枚と書いてあり

応募すれば、全員がチケットをいただけるとは限らないようなので留意していてください。

多分、個人には優先的に回してくれてるのかな？という感じです。

最後に、近況報告です

縄跳びが全身運動に良いと聞き、お孫ちゃんから縄跳びを借りてやってみたら、全く飛べてなくて、筋力の衰えを実感してへこんでいます。

縄跳びってけっこう難しかったのね(;^ω^)

それでは、本日も最後まで読んで下さってありがとうございました。