こんにちは、遊民です。
今日は「高校卒業までに100万円貯める!」と本気で挑んだ――
若かりし頃の私の実話をお話しします。
「親ガチャ外れた」と思った日から、私の挑戦が始まった
高校生だった私は、ある日ふと思いました。
「この家にいても、未来はないかもしれない」
ギャンブル依存の両親、すれ違う家庭、消えるお金。
そんな現実に目を向けた私は、こう決意しました。
この家を出ていくために
「卒業までに100万円貯めよう」
目標設定:「1日2,222円貯めればいける?」
卒業まで15ヶ月
15ヶ月=約450日
100万円 ÷ 450日 = 約2,222円/日
当時の時給は400〜500円。
「1日5時間働けばいけるかも!」と、根拠のない自信が湧いてきました(笑)
(休みなく働こうと思っていた私・・・w)
学校は“最低限”、バイトは“全力”
私は「卒業出来たら御の字」と割り切り
出席日数とテストだけは死守しながら――
ノートを友達に借りて、
あとはひたすらバイト三昧の毎日でした。
通帳残高が70万円を超えた頃、先生からの一言
高校3年・2学期後半。担任の先生にこう言われました。
「進路が決まってないの、君だけだよ」
実は、当時私は親元を出て自立するために
卒業したら“夜の仕事”で稼ごうと思っていました。
でも、それは誰にも言えず、進路は「保留」のまま…。
そんな時、ふと手に取ったパンフレットが私の人生を変えかけました。
パソコン専門学校に惹かれた理由
当時まだ珍しかった「PC専門学校」。
「これからの時代、パソコンができれば食いっぱぐれないかも」
そう直感した私は、学費を調べました。
入学金+諸費用=約50万円(分割OK)
通帳には70万円。行ける――!
夢より「生活優先」の選択でしたが
今よりも良い未来になりそうな、そんな気がしました。
ところが、最大の壁が現れる。「親の承認」
意気揚々と親に相談すると、返ってきたのはこの言葉。
「そんなお金、うちにはない。あきらめなさい」
…まぁ、想定内でした。
でも、うっかり「もう貯めてある」と言ってしまった私は
両親から、後日こう打診されました。
「弟を復学させたい。あなたの貯金を使わせてくれないか?」
貯金を渡した結果
「弟のためなら」と、私は進学を諦め、貯金を両親に託しました。
――が、結局、弟は復学せず。
「……言葉巧みに取られた?」
今となっては、笑って話せるけど、当時はショックでした。
学んだことは、100万円以上の価値だった
私の“100万円貯金チャレンジ”は頓挫しましたが、それ以上の学びがありました。
100万円は頑張れば貯まる金額
稼いでも、浪費すれば一瞬で消える
パートナー選びは、人生を左右する
お金のこと、人間関係のこと。
反面教師が身近にいたからこそ、早くに学べた教訓です。
両親を責めたいわけじゃない
お金にルーズだった両親。
けれど、家の中は明るくて、褒め上手で、居心地はよかった。
母は一時は家や土地を買うほどの“稼ぐ力”を持っていた人でもあります。
「パートナーが違えば、人生も変わってたかも」
そう思うと、今も少し切ない気持ちになります。
進路ナシで迎えた卒業式
最終的に進学はできませんでしたが、
私はこう言えます。
「頑張れば100万円は貯められる」
その経験は、私の人生において確かな自信になりました。
まとめ:たとえ夢が叶わなくても、「挑戦」は自分を強くする
15ヶ月で100万円。
達成はできなかったけれど、近いところまで行けた。
私は「自分で人生を変えよう」と本気で動いた時間が、
何よりも価値あるものだったと思っています。
本日も、最後まで読んでくださりありがとうございます。
ではでは、チャオ!