1000日後に離婚する2人

【1000分の3日目】悩みすぎて、逆にビジネスティックに冷静に判断してみた

【1000分の3日目】悩みすぎて、逆にビジネスティックに冷静に判断してみた

 

目覚めると、夫からLINEが届いていた。

「あまり気にしなくていいよ ごめん(_ _;)

遊民と結婚した事は後悔していないよ。

お互いによく話ししよう

オレが仏壇の事に少し神経質になっているはず」

メールやLINEの文章を書くのが苦手な夫。

精一杯の謝罪に見えた。

昨夜読んだ本の影響もあって、

私はあえて“考えすぎないように”し、

マインドマップツールを使って、

自分の心を整理してみた。

ゴールは、離婚か再構築か。

――夫は10年以上も単身赴任で、県外から家庭や会社を支えてくれていた。

浮気もせず、小遣いの中でやりくりしながら生活し、

私も家計を守り、子どもたちや会社を育ててきた。

老後資金も、もう目標額まで目前だ。

旧車を買うのも、夫にとってはバケットリストの一つだったのかもしれない。

私の更年期で辛かった3年間も、彼なりに気遣ってくれていた。

些細なケンカはあったけど、どれも致命的じゃなかった。

ここまで書き出してみても、どちらかが悪いとは言えない。

……それなのに、どうして私はこんなに苦しいのだろう?

夫が娘の話を持ち出したときに、

「前妻が、教育ばばあらしくて…」 その一言が嫌だった。

娘や孫との関係そのものよりも、

その背後にある“前妻の存在”が嫌だった。

「孫に頭金をあげたい」=「前妻のことを思っている」

そう受け取ってしまった私は、

もしかすると嫉妬していたのかもしれない。

よく言う、“男はメモリーで、女はデリート”。 あれって本当かもな、と思う。

原因はわかった。

――愛情表現が薄い夫が、前妻家族に見せるやさしさが、私にはつらかったのだ。

また、いつものように「我慢」する?

でも、もしここでも我慢したら―― 私は、また自分の気持ちを飲み込んでしまう。

夫のLINEには「お互いによく話をしよう」と書かれていた。

だけど私たち夫婦のこれまでを思い返すと、

夫は茶化すか、沈黙する人で、

私は頭の中で考えすぎて、感情的(そして涙)になってしまう。

子どもの話題以外で「二人の話」をした記憶なんて、年に数回あるかどうか。

子育てに追われていた私は、夫のことを考える余裕もなかった。

夫も、寂しかったのかもしれない。

そして私は、夫を“嫌うほど”夫のことを知らない。

でも――

「茶化す夫と、泣いてしまう私」

そんな二人が、本当に“話し合い”なんてできるんだろうか?

今、夫と向き合っても、泣かずに話せる自信がない。

けれど、夫の本音を聞いたうえで、

それでもやっぱり無理だと思ったときに、離婚を考えたって遅くはない。

もし話すのが難しいなら――手紙、という手もある。

文章なら、落ち着いて気持ちを伝えられるかもしれない。

夫は文章が苦手だと聞いたことがあるけれど、

「自分の気持ちを書くくらいなら」できるかもしれない。

そう信じて、私は――

一縷の望みをかけて、手紙を書くことにした。


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ABOUT ME
遊民
はじめまして、遊民です。 「死ぬまでにゆる~くやりたい100リスト」からスタートしたこのブログは、ある日夫が発した何気ない言葉をきっかけに、「1000日後に離婚する2人」へと進化しました。 夫婦関係を見つめ直しながら、自分自身を取り戻す過程を綴っています。 離婚も視野に入れつつ、できれば理解し合い、笑って人生を締めくくりたい――そんな想いで、日々の気づきや挑戦を記録中。 同じように悩む誰かのヒントや希望になれたら嬉しいです。