【1000分の25日目】「俺、お金のことも不器用ですから」──じゃないよ!!
「お疲れ様です。車の振り込みお願いします。車検入れたので、かなり金額が張りました。90万。よろしくお願いします」
昼前、夫からLINEが届いた。
──いまさら何を言ったところで…。
そう思いながら、「承知しました」とだけ返し、90万円を旧車の修理業者に振り込んだ。
夫からの返信は、「ごめんm(_ _;)m」のひと言だけ。
ふと気になって、こんな質問をしてみた。
「車検って毎回この金額? 毎年? 2年に1回? この金額は輸送費込みなの?」
夫の答えはこうだった。
──車検は2年に1回で、今回は10年も通さず置いていたため費用がかさんだ。輸送費は別。
なるほど…。
でも、2年後の車検時にどれくらいかかるのかも知りたくて、修理業者に聞いてもらえないかとLINEをした。
すると、
「風邪を引いているので、明日、請求書が届いたらLINEで送ります」とのこと。
病気のときに無理はさせられない。
「車検の件は急ぎじゃないから、治ってからで大丈夫。病気のときに近くにいれなくてごめんね。お大事に」
そう返信した。
夫が以前、「修理代300万円くらい」と言っていたのは、おそらく修理業者が出した“部品代の概算”だったのだろう。
実際は、昨年秋から修理に出し、半年以上かけて工賃や外注費が積み重なった結果、想定を大きく超える金額になった。
──夫は、今後さらにかかる費用のことまで、考えているのだろうか?
いつも「お金のことは全部任せる」と言い、家計の仕組みすら理解しようとしない夫。
そのツケが、今こうして跳ね返ってきている気がする。
たぶん、本人もこの金額に一番ビビっている。
もともと「ローンは組まない。小遣いを減らして支払う」と話し合って決めたはずだった。
なのに、車検費用まで、どこからどうやって払うつもりなのか。
夫の金銭感覚が、少しズレているように思えて、正直、呆れている。
よくこう言っていた。
「俺は酒も飲まん、浮気もせん、ギャンブルもせん。何が楽しみで生きてるのかって言われるくらいなんだ」
──…いや、車。
家計簿、見せたほうがいいのかな。
今さら学べるのかはわからないけれど、機会があれば、一度くらい見せておくのもいいかもしれない。
夜、Amazonで本を見ていたら、リベ大の『お金の大学』が改訂されていて、旧版が安値で売られていた。
改訂後の最新版をkindleで1冊購入し、旧版は家族用に数冊購入した。
マネーリテラシーは、絶対にあったほうがいい。
──夫の行動を見て、改めて強くそう思った。
次男が「外貨建ての生命保険に入る」と言っていたとき、私は「え、外貨建て? クソゴミ保険じゃない?」と返した。
その意味を、この本を読んで、少しでも理解してくれたらと願っている。
いつも応援ありがとうございます。
▶ 心のつぶやき カテゴリーの記事一覧は こちら
▶ 心のつぶやき 【1000分の26日目】はこちら