1000日後に離婚する2人

【1000分の26日目】「もう、この人、ほんとうに無理。」

【1000分の26日目】「もう、この人、ほんとうに無理。」


数日前、電話で夫が保険屋に憤慨していたのを思い出した。
「保険屋さん、変えていいか? 今の見積もり、あり得ん」と。

昔から〇さんにお願いしてたけど、特別な知り合いってわけでもない。
「他に営業に来てる人がいるなら、変えてもいいんじゃない?」と私は答えた。

でもそのあと、『お金の大学』のことを思い出して、自分でネット見積もりを作ってみることにした。

私は昔から「車両保険なんかいらない」と言っていたのに、いつも夫は「万が一のため」と譲らない。
会社の車だから経費で落ちる──そう思って、特に口出しもせず、好きにさせてきた。

……で、このザマである。

そりゃ保険屋さんも「それで怒られても困ります」って話だ。

ネット見積もりを試してみると、「ネット割引」や「証券発行なし割引」などがあり、1台につき1万5千円近くの節約ができることが判明。
これは大きい。が、走行メーターの確認で手が止まる。

(あ、これ夫に聞かないと)

そういえば、風邪ひいてるって言ってたな…と思い出し、お見舞いのLINEを送る。

返事から、体調の悪さが伝わってきたけれど、そこにはしっかりと修理業者からのLINEが貼り付けられていた。

──沖縄から東京までのフェリー輸送費:53,856円。

振り込んでくれ、とのことだった。

たぶんこのあと、東京から赴任先への輸送費も来るだろう。

……また、合計100万円じゃん。

心の中では盛大にツッコミながらも、そつなく対応。

新車なら、何とか経費に滑り込ませられるのに。

以前、税理士さんに「旧車の修理は経費にできません」とハッキリ言われたのに、
「修理業者が“できる”って言ってた」で即決したのだろう。

──私名義の会社で、そんなグレーな処理、できません。

そんなアホなことでお金を使いたくありません。

自分名義の会社で、自己責任でやってください。

なんだかんだで、修理業者からの請求書は未だ送ってこないのに、こういう請求だけはキッチリLINEしてくる。

隠せないのに、隠そうとする癖。ほんと、やめてほしい。

もう、この人、ほんとうに無理。

金額欄に「53856」と叩き込むように打ち込んだ。


いつも応援ありがとうございます。

心のつぶやき カテゴリーの記事一覧は こちら

心のつぶやき 【1000分の27日目】はこちら

ABOUT ME
遊民
はじめまして、遊民です。 「死ぬまでにゆる~くやりたい100リスト」からスタートしたこのブログは、ある日夫が発した何気ない言葉をきっかけに、「1000日後に離婚する2人」へと進化しました。 夫婦関係を見つめ直しながら、自分自身を取り戻す過程を綴っています。 離婚も視野に入れつつ、できれば理解し合い、笑って人生を締めくくりたい――そんな想いで、日々の気づきや挑戦を記録中。 同じように悩む誰かのヒントや希望になれたら嬉しいです。