【1000分の47日目】10ページのノートに、私の出口を記した日
昨日、全くのOFFの日を終えて、改めて思った。
「私はずっと、どこかで気を抜けない毎日を過ごしていたんだな」と。
以前、夫が休みで帰省していたときのことを思い出す。
その時も、夫のもとにはひっきりなしに電話がかかってきていた。
「これでちゃんと休めているのだろうか……」
私は、あのとき少しだけ夫が気の毒に思えた。
通常業務を終えたあと、私はパソコンを開き、交換ノートに貼る家計簿をクラウドからエクセルに打ち直した。
ゼロから始めた私たちの人生も、30年を経て、法人の役員報酬や不動産収入、事業収入を得るようになった。
他より楽に暮らせているのかもしれない。
けれど資金繰りに苦しむこともある。だから私は今も、収入の3分の1を預金や投資に回し、備えている。
不動産も事業も、順風満帆とはいかない。
空室や修繕に悩むこともある。だから、貯めることは私にとって当たり前のことだ。
私の実家も、かつては羽振りが良かった。けれどその栄華は、長くは続かなかった。
「栄枯盛衰」──あの頃、両親の背中がそう語っていた。
どんなにお金があっても、浪費を重ねれば、いずれ苦しい時は訪れる。
私は、その落差を知っている。
事業性の支出は経費に計上できるので、維持費のかかる車が経費で使えるのはありがたい。
けれど旧車は別だ。家計から出ていくお金でしかない。
維持費や管理費で、これまで余剰金として貯められていたお金が貯められなくなる可能性がある。
年間40万円もの自動車保険がかかる車なんて、言語道断だ。
そのお金の管理まで私が担うのは筋違いだと思った。
だから売却益は家計に戻さず、夫の自由にしていいと書いた。
私は、旧車の管理から外れる決意をし、家計簿も公開することにした。
(もともと隠していたわけじゃない。ただ、夫が興味を持たなかっただけだ。)
将来、元嫁の家系に渡るかもしれないお金の管理は、私にはできない。
預金を整理し、次女の結婚祝い金を確保したうえで、残金を夫の生活費口座にまとめて振り込んだ。
その意味を、どうか夫にわかってほしい。
証券口座も、夫の年齢を考えれば、そろそろ出口戦略を考えていい時期だ。
夫は管理ができないのだから、現金化してもいいと思っている。
夫の収入の経費を引いた残りは、好きに自由に使えばいい。
その代わり、「自由には責任が伴う」。
私はそう、10ページにわたってノートに書いた。
私の気持ちをわかってほしくて、これまで何度も手紙やノートを書いてきた。
けれど、夫ははっきりした考えを示さない。
──そんな関係、もういらない。
けれど、子どもたちのためにも、夫の基盤を壊すわけにはいかない。
一応、士業の専門家チームで支えてもらえば、最低限のことはまわるはずだ。
だから、会社の赴任先移転を機に、私は妻としての役目を終えようと思った。
その日まで、賢く立ち回ろう。そう思えた。
【夫への質問】
質問1.会社の移転時期
1年以内 / 2年以内 / 3年以内 / ( 自由枠 )質問2.次女の結婚祝い
10万円 / 20万円 / 30万円 / ( 自由枠 )質問3.毎月の振込額(小遣いとは別に専用通帳を作り、そこに指定額を振り込むと記述済)
10万円 / 12万円 / 15万円質問4.積立NISAの積立
続ける / 続けない / まかせる
最後に私は、
「私も将来のことばかり考えず、今を楽しめるようにします。」
と書き添えた。
いつも応援ありがとうございます。
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