
【1000分の79日目】何げない会話の後に
遊民 1000日後に離婚する2人
早朝、LINEの通知音で目が覚めた。
「おはようございます。昨日、寝ていました。好きな時間に電話してください」
夫からだ。
「特に、用事ないよー。地震来なくてよか …
【1000分の45日目】ノートの返事と先祖崇拝
遊民 1000日後に離婚する2人
昨日の夕方、ポストを開けると、夫からのノートが届いていた。
筆不精の夫に答えやすいようにと、私はたった四つの質問を書いて渡した。あ …
【1000分の20日目】魔の時間が、私だけの解放区になるまで
遊民 1000日後に離婚する2人
金曜の午後3時。 かつての私は、この時間が近づくたびに身構えていた。
スマホが震えると、たいてい夫からのLINEだっ …
【1000分の16日目】「またね」のあとで気づく、静かな疲れ
遊民 1000日後に離婚する2人
夫が赴任先に戻る日。 いつも空港まで送ってくれる息子が、所用で今回は送れないと言い、夫は空港行きの高速バスの時間を私に聞い …
【1000分の12日目】墓参りとスリッパと、仏壇の話のその先に
遊民 1000日後に離婚する2人
今日は、夫と二人で墓参りに出かけた。 例年、お彼岸の墓参りは、夫の仕事の都合で私と子どもたちだけで済ませていた。 今 …
【1000分の11日目】旧車と沖縄そばと「ありがとう」が自然に出た日
遊民 1000日後に離婚する2人
昨夜遅くに帰ってきたはずの夫は、二日酔いも見せず、朝から軽やかに動き回っていた。 朝食を用意しながら、昨日、娘が入籍したことを …
【1000分の6日目】了解です。だけで済む距離感と、それでも動こうと思えた午後
遊民 1000日後に離婚する2人
久しぶりに、目覚めは爽快だった。 窓を開けて軽く部屋の空気を入れ替え、身支度を整えた。
ブランチにはお気に入りのスムージ …